法要の一連の流れご紹介~万が一の場合も安心

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法要は故人の命日から7日目ごとに行われる儀式です。今回は特に、四十九日目である七七日の法要についての流れを、法要の後の食事会で気を付けるポイントにもふれながらお伝えしていきます。

 

法要の準備はいつ頃開始する?

故人の命日から49日後にとりおこなわれる法要。法要では、僧侶による読経のほか、納骨、親族の食事会などのイベントもありますので、1か月前くらいから準備していくことをおすすめします。

【準備ポイント】

・法要の日時の決定:親族が集まる事が可能な日であれば、命日からかならずしも49日目である必要はありません。日程がやっと決まれば、お寺へ連絡するのを忘れないようにしたいものです。

・出席人数、会場、食事場所の予約

→人数が多い場合は案内状の送付が必要です。返信ハガキ付きで出欠の確認をとります。会食の場所は斎場、会館、料亭、レストラン、ホテルなど。お弁当でもいいみたいですね。

・引き出物の準備

→出席人数分だけ準備します。

・納骨の準備

→戒名を石材屋さんに外注する場合、1か月くらいかかることもあるようです。

家ではなく、会場で法要をするなど、移動が必要になる場合は、前日にお供え物、引き出物、お花、位牌、写真、お布施などをまとめておきましょう。

法要の流れを把握

法要の流れはこのようになっています。

・遺族到着

→僧侶のお出迎えのための準備をします。

・僧侶到着

→仏様のところまで、案内します。

・法要の挨拶

→法要が何回忌なのかの説明、思い出話などの故人にかかわる内容、出席者へのねぎらいの言葉、遺族への気持ちの支援のお願い、僧侶の紹介などを挨拶には盛り込んでおくことがコツです。

【法要の流れ】

・僧侶の読経

・焼香:遺族→その他の参列者の順番で進めていきます。

・僧侶のお話

→僧侶を取り囲み、和気あいあいとした雰囲気の中、法話に耳を傾けましょう。

・お墓参り

→あらかじめ、タクシーの手配や、バスの時刻などを調べておきます。

・食事会

→会場の予約、店までの交通手段などを準備しておきましょう。

準備万端にしておいても、当日は忙しくなりそうです。

食事会の流れは?

食事会でも流れがあります。法要の時の食事のことを斎食(さいじき)といい、2時間くらいで終了することになっています。法要の食事会でも、乾杯があります。ただ、法要のときは乾杯でなく、献杯と言い、故人へ杯(さかずき)を献上するという故人への敬意がふくまれています。「それでは、献杯!」と、献杯の音頭をとったあとも拍手は無しだとおさえておきましょう。僧侶が食事会に参加される場合、挨拶を個別に食事会の前と後にするようにします。家で食事会をする場合、仏壇に背中を向けて着席してもらいます。僧侶の席が上座ですので、出席者に順番に着席してもらいながら、遺族たちは下座に着席するようにします。出席者への挨拶は、献杯の前にしますが、出席者が故人を偲ぶ内容、僧侶や出席者への感謝を取り入れながらも長くならないように挨拶するのがコツです。家でお弁当の場合、出席者たちが持参したお供えは、法要の最後にみんなで分けるので、紙袋なども準備しておく必要があります。

遺族は出席者の人数などをあらかじめ把握

祖父の法要の場合、息子の妻だけが大人数の出席者のこと、引き出物、供え物を把握している場合があります。僧侶との会話も弾みますし安心してとりおこなうためにも、招く側は全員、出席者の人数、引き出物やお供え物など、法要にかかわる一連の準備内容を知っておくことがポイントです。

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