格安葬式なのに高額請求?祭壇は造花が使われている?

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格安葬式をうたう広告が増えています。大手葬儀社でも格安プランがありますので、より格安を求めようと格安葬儀を探しがちです。
しかし、格安葬式をあげたにもかかわらず、数百万の請求をされ被害にあう人もいるようです。供花の造花問題と共に格安葬儀社を選ぶポイントについてお伝えします。

格安葬式なのになぜ高額請求されるの?
Aさんは、パンフレットに格安葬儀社と宣伝していたので、予約を入れ契約したそうです。Aさんは登り階段が続く階に住んでおられたそうです。病院から自宅へ遺体を運ぶ時、エレベーターでなく階段を使ってもらいました。
たったそれだけで80万近いオプション料金を請求されてしまったそうです。Aさんは消費者生活相談センターに相談したそうです。

格安~何が格安なのかを確認することがポイント
消費者生活センターでは、格安葬儀社について、葬儀の流れを確認し、オプションなどがないかをチェックしておく必要があるとアナウンスしているようです。
しかし、格安葬儀社だとうたっていれば、本当に格安だと思いたいのでなかなか事前に確認する人も少ないようです。しかし、確認しておかないと高額請求されてしまうこともあるのです。

祭壇の花~実は造花だった
格安葬儀社のインチキは、祭壇の花にまで及ぶそうです。ある花屋の女性の話になります。その人が勤務する花屋さんは格安葬儀社の祭壇用の花を出荷していたそうです。しかし、献上の花や、遺族の近く、遺影の近くにある花は生花だったのですが、祭壇の後ろの方になると造花がほとんどだったのだそうです。
造花がほとんどだったにもかかわらず、喪主には生花代と言って高額な花代を請求していたそうです。さらに、生花の使い回しなど、考えられない事態も発生していたそうです。花屋さんに憧れていたのに幻滅したそうです。
しかし、これは稀な事ではなく、格安葬儀社の場合はよくある話だと言われているようです。

格安葬儀社への確認ポイント
すべての格安葬儀社が造花だったり、生花を使いまわしたり、高いオプション請求がされるなどであれば格安葬儀のブームはすぐに去ることでしょう。すべての格安葬儀社がそうではありません。被害に合わないようにするためには、いくつかポイントがあります。

見積書を出してもらう
・オプション料金は一切発生しないことを確認
・祭壇の花はすべてが生花かどうかを確認
・霊柩車はプランに入っているか
・遺影はプランに入っているか
・僧侶の読経はプランに入っているか
・通夜振る舞い、精進落としなどの飲食はプランに入っているか
これらをまず確認しましょう。プランに入っていなければ、自分で手配するか、オプション料金が掛かることに。これら全部の合計が、格安葬儀社が広告宣伝しているコストを大幅に上回るなら、実質の葬儀代は高くなるので悪質な格安葬儀社なのかも知れません。
これらについて、書面で署名してもらうなり、見積書を出してもらうなどし、その金額から変動しないことをチェックしておくのがいいようです。

複数の格安葬儀社で見積をとる
偶然見つけた格安葬儀社のプランだけでなく、市内の公営斎場で葬儀を取り扱っている格安葬儀社をいくつか探し、セカンドオピニオン的な見積を出してみることもおすすめです。
しかし、死去されてからでは見積もる余裕もないので、生前の終活で実践しておくのはいかがでしょうか。

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