格安葬儀にかかるお金~安いだけじゃダメ

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格安をうたっている葬儀社は数多くあります。格安葬儀をおこないお金の節約にそなえるにあたり、何から決めていけばいいのか迷うところです。こんなはずじゃなかった、あんな風にしたかったなど後悔しないように、お得に格安葬儀をあげるポイントをお伝えします。

予算を考える前に何を優先するのか決めよう
格安葬儀のお金を節約するために考えがちなのは、先に予算を決めてしまうことです。確かに、先に予算を決めるのは当然といえば当然です。ですが、お葬式は予算と同じくらい故人を無事見送る行事的な面も大きいのです。故人のエンディングノートや生前に希望していた葬儀形式、宗教形態、イメージをできるだけ優先することがポイントです。
・お通夜はするのか
・葬儀はするのか
・葬儀形態(一般葬・家族葬・海洋葬・樹木葬・モンブラン葬・宇宙葬など)
・誰を呼ぶのか
・香典の有無
・納骨の形態
など
これらをまず決めてから、予算にうつることがポイントですね。

公営斎場で格安におさめるには?
公営斎場は会場を貸すだけの役割です。午前から午後まで、午後から深夜3時までなど市町村によって1時間あたりの料金が違っています。ですが、時間帯においては、午前から午後は夕方から午前までよりもかなり安くなっています。
市民が利用するのと、そうでない場合とで、葬儀場では10万以上、火葬場では5万以上もちがってきます。また、呼ぶ人数によって会場、休憩室の値段も違ってきます。格安葬儀では少人数でも大人数でもない場合、葬儀社では大人数とカウントされたものの、公営斎場では中人数の休憩室が利用できる場合もありますので、見積書で公営斎場使用料とある場合、さらに内訳を確認することをおすすめします。

格安葬儀形態はどれ?
公営斎場と提携している葬儀社のプランを選ぶことで、民間葬儀社で葬儀をあげるよりも格安になります。葬儀形態で格安なのは、お通夜と葬儀をおこなわない火葬だけの直葬です。15~20万円以内でおさめることができますし、資料取り寄せで5千円割引などのサービスもあります。
次に、お通夜を行わない一日葬ですね。30万以内で可能です。無宗教プランを選択すればさらに3万円ほど安くなるようです。
次にお得なのは、家族葬です。身内が多い場合は、お花を増やして盛大なイメージでとりおこなうことができます。3万円くらいプランにプラスすればできる葬儀社もあるようです。100人までが呼べるなどの一般葬になれば格安でも50~65万くらいになってきます。ここで注意したいのは、これらのプランには、僧侶による読経の価格がふくまれていないことなんです。

僧侶による読経で格安度が変わる?
お墓を持とうと思っておられるなら、僧侶による読経は必要でしょう。ですが、戒名も合わせると15~50万ものオプション料金が発生してきます。格安葬儀でおさめたいなら、納骨で節約ができます。樹木葬、海洋葬、宇宙葬など自然に散骨し、150万以上もするお墓をたてなくてもよくなります。
お墓や僧侶による読経がない葬儀なんて、日本人らしくないという遺族もいるでしょう。普段から信仰が厚ければ確かにそういえるでしょう。
ですが、基本無宗教であるにもかかわらず、お葬式の時だけメニューを選ぶように消去法で仏式を選択するような場合、本当にお墓や読経は必要でしょうか?今は、合理的な考え方が人気で、散骨ですませる人も多いようです。
格安葬儀をするなら、このあたりも相談されることをおすすめします。

葬儀に招待する人数も見直すことがコツ
香典は関西圏ではあらかじめお断りするケースが多いです。香典返しは必要となるものの、残りの香典は葬儀の一部にあてることができますね。
格安葬儀にするためには、葬儀に呼ぶ人数をおさえることで、会場使用料、休憩室などの大きな枠での節約が可能です。納骨方法については、故人のエンディングノートに記録しておくことで節約につながることも。

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