供養の種類は1つじゃない?家庭にあった納骨をしよう

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

 

先祖代々、供養といえばお墓に納骨することが一般的でした。ですが、現代は核家族化などでお墓から遠いところに住む人も多くなり、供養の種類も多様化してきました。今回は供養の種類についてお伝えしていきます。

 

納骨までの道のり

火葬してから、7日ごとにおこなわれる忌日法要があります。これを7回繰り返したとき、四十九日になります。四十九日になった時は、親戚なども招き故人をみんなでしのぶことになります。それまでの法要はお経をあげてはもらうものの、家族だけでひっそり行われています。四十九日に納骨が行われれば、喪が明けたことになります。納骨は供養につながります。今、納骨の多様化が進んでいます。お墓以外にいくつかご紹介します。

永代供養って何?

故人が生前から希望する寺院墓地や公営墓地で、永代供養をされる方が増えています。永代供養にすれば家族が管理する必要はなく、寺院や市町村が管理してくれるからです。そして費用も、お墓を新しく建てるよりも低くおさえられます。10万~150万くらいのコストになります。寺院でも50万円未満で供養してくれるところもあります。檀家になると、寺院へのお布施などがあるので、コスト的に負担となりますが、寺院の永代供養にすれば檀家にならずにすみますので、お布施もいらなくなります。檀家というのは、寺院に供養を定期的にしてもらうことを、寺院と契約した家のことです。契約の中にお布施をすることなどが盛り込まれています。ですから檀家になれば、お墓を供養してもらえますが、お布施などの費用が掛かる関係が寺院と出来てしまうことになります。

納骨堂で納骨をする

企業や寺院が運営する納骨堂で納骨をされる方も増えています。お墓を建てるよりも安くなっているからです。

  • 個人用:50万円くらい
  • 家族用:100万円くらい

お墓を建てる場合だと、200万以上する場合もありますので、コストがおさえられそうです。デメリットとして、あえてあげるなら大きな地震で倒壊した時に、納骨が紛失する可能性があるくらいでしょうか。

新しい供養の仕方~骨を自然の中にばらまく散骨

散骨も今、注目されている供養の方法です。骨を粉にし、それを海にまくので自然にかえすことになります。手元に骨が残らない、納骨場所がないという理由から拒否される遺族の方もおられるようですが、生前に相談しておくことで、もしも本人が散骨希望であれば、故人の意向を尊重してあげることが大切です。業者にお任せする場合は、15万円以内、一緒に同行して散骨する場合でも30万以内と、コスト的にお墓を建てるよりもお得になっています。

形式にこだわらない供養の方法をみつけよう

確かに形式で考えてみれば、お墓を建ててあげ、檀家になり寺院にお布施をするなどしながら、故人を供養してあげることが古来の風習ではあります。ですが、少子化を迎え、高齢化社会になるので、管理に手間がかからなくて、自分たちの傍に置いておける供養の仕方も視野にいれながら、故人の納骨について考えていく必要があるのではないでしょうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。