公営斎場で葬式をあげよう~ 会場利用時間が24時間単位でない理由

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公営斎場で葬式をあげる場合、利用料が地域によって決まっています。その利用料について、基準となる時間は 24 時間ではない様です。
控室利用料○○円となれば、24時間使えると思いがちです。どれくらいの時間で公営斎場の利用料金が設定されているのかをお伝えします。

公営斎場における会場利用料の設定~24時間単位ではない?
公営斎場の会場利用料は様々な時間決めが採用されています。ある公営斎場ではこうなっていました。

・夕方から夜まで
→例えば、午後4時~9時までと決めている場合です。5時間くらいの設定です。お通夜で使う事になります。

・夜から朝まで
→例えば午後9時から午前9時までの12時間くらいの設定の場合です。お通夜に使う事になります。

利用料は夕方からの方が高い?
お通夜について、夕方から夜前までの5時間くらいで実施する場合と、夜から朝までの12時間くらいで設定している場合の会場利用料金ですが、夜からスタートのほうが安いことがわかりました。
利用可能時間は短いにもかかわらず夕方スタートの方が高いようです。

会場利用料と利用時間~24時間利用できる市町村もある?
ある市町村ではこの様な公営斎場における会場の時間決めをされていました。

・夕方から夕方まで
→例えば午後5時から次の日の午後4時まで等の場合です。24時間くらいの設定です。お通夜と葬式、火葬の全てで使える様です。場合によっては、葬式の前に火葬をする事も。その場合、通夜(前日の夜)→火葬(翌日の午前9時くらいから)→葬式(翌日のお昼から)となります。

・夕方から朝まで。
→例えば午後5時から翌日の午前9時まで等の場合です。16時間くらいの設定になっています。お通夜に使う事になります。

・朝から夕方まで
→例えば、午前9時~午後3時までという様な決め方です。葬式と火葬に使う時間帯の様です。

なぜ24時間単位でないの?
どうして会場利用料を24時間単位で設定していないのでしょうか。その理由は葬式の多様化によるものではないでしょうか。一日葬というプランを公営斎場で採用する世帯も多くなってきました。一日葬とは高齢化などの理由から、通夜を取りやめて、葬式だけをとりおこなう事です。
その場合、24時間設定で会場利用料を設定されてしまうと、通夜の時間帯分の会場利用料という無駄な支出が発生するからです。

通夜は夕方からよりも夜スタートのほうが安い
公営斎場を利用する事のメリットは、民営斎場よりもコストを抑えて葬式をあげられる事です。
会場を通夜で利用する場合も、夕方から夜までの間で通夜を開催しなければいけない理由があれば別ですが、そうでない場合、夜から次の日の朝にかけて利用する方がお得の様です。

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