葬儀での親族のマナーや服装が知りたい!準備範囲はどこまで?

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親族の葬儀に参列する場合、一般参列者とは立場が違うため、普段の葬儀との違いに困惑する人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、親族の葬儀に参加する場合のマナーや身だしなみに関して詳しく解説していきます。葬儀の流れを把握しておき、当日失礼のないよう振舞いましょう。

葬儀での親族の役割や手伝えること

葬儀での親族の大きな役割は主に3つ。受付、会計、駐車場係です。ただこれらは、事前に頼まれた場合にのみ分担して手伝います。

葬儀スタッフの人手が足りている場合は、こちらから動く必要は特にありません。しかし、そういった仕事が割り振られなかったとしても、お茶出しや会場設営の手伝いなど、積極的に手伝いましょう。

当日役割を頼まれた場合はトイレと駐車場の位置を把握した上で、葬儀社スタッフの指示に従って動きましょう。

 

葬儀において親族の流れ

事前に仕事を割り振られた場合の葬儀当日の流れについて解説していきます。

集合

受付や駐車場係を頼まれている場合は、葬儀開始の1時間前には集合し、段取りの打ち合わせをします。

各自持ち場へつく

トイレと駐車場の場所を共有したら各自持ち場につきます。受付や会計を頼まれた場合は自前のボールペンを用意しておくと良いでしょう。

持ち場が無い人は飲み物の準備をしたり、会場設営の準備を手伝います。

焼香

葬儀が始まると事前に案内された席へ移動します。焼香は、喪主、遺族、親族、一般参列者の順に行います。基本的には席順になっている上、葬儀社から指示があるため特に焦る必要はありません。

出棺

別れの儀で棺に花を入れた後、出棺に移ります。出棺とは、霊柩車に棺を載せる事です。出棺は遺族、親族、知人友人合わせて男性6名で運び込みます。

火葬場へ

出棺が終わったら火葬場へ移動となります。火葬場には、バスか自家用車での移動が一般的ですが、バスに乗り切れない場合、留守番役を頼まれる場合もあります。その際は、葬儀場の後片付けを手伝いましょう。

精進落とし

火葬が終わると、会食が行われます。この葬儀後の会食を精進落としと言います。精進落としは、喪主や遺族が僧侶や葬儀に参加してくれた人をもてなすために開かれます。

そのため遺族が下座に、上座には僧侶が座ります。親族は遺族の次の下座の席に座りましょう。

精進落としは、故人を偲ぶ会でもあります。故人と関係ない雑談はあまり望ましくはありません。

 

親族として葬儀に参列する時のマナーや服装

親族が葬儀に参加する場合は、特に身だしなみに気を付ける必要があります。これは受付等で人前に見られる機会が多く、一般参列者から見ると主催側の人間に当たるためです。

喪服には正喪服、準喪服、略式喪服の3種類があります。親族は、一般的には準喪服を着用して葬儀に望みます。男性の場合は、無地のブラックスーツで、光沢が無い物を。靴やベルトに装飾があるものは避けましょう。髪型を整髪料でセットすることは問題ありませんが、濡れた質感が出やすい整髪料は控えた方が無難です。濡れた質感の髪型はドレス感が強くでてしまうため、葬儀にふさわしくありません。

女性の場合は、ワンピースかアンサンブルが基本になります。肌の露出を避ける必要があるため、丈は膝下で、黒色のストッキングを着用しましょう。夏であっても長袖が望ましいとされています。

ノーメイクは失礼にあたるため、ナチュラルメイクで、アクセサリーもパール以外のものは基本NGです。髪型は耳より下で一つ結びが望ましく、黒のゴムか黒のシュシュを使いましょう。

 

親族の葬儀での香典の費用相場

香典の相場は、血縁の近さによって香典の費用相場は変わります。相場は以下の表の通りです。

両親・義両親5~10万円
兄弟姉妹・義理の兄弟姉妹3~5万円
おじ、おば1~2万円
祖父母1~3万円
いとこ3000円~3万円
その他の親族3000円~3万円

親族がお通夜と葬儀両方に参列する場合は、葬儀の受付か、親族の控室で直接渡します。直接渡す場合迷惑になることもあるため、受付に渡して記帳しておくのが無難です。

 

親族の葬儀に参列する時の供物は?

供物と香典は同じ意味を持ちます。そのため、香典を渡しているのであれば、供物を用意する必要はありません。

ただ、故人を偲ぶ気持ちで供物を贈る場合、供花、盛篭、花輪の3種類から選びます。どれも相場は1~2万円ほどで、親族数人で折半して払うのが一般的です。一同名義で送る立場の人がいない場合、菓子折りを包んでのしをつけて送ることも可能です。

 

親族の葬儀での注意点

身だしなみに気を付けて、事前に仕事を頼まれていた場合は1時間前に集合しておく、これさえ守っておけば、特に親族の葬儀だからといって注意することはありません。

葬儀に慣れていない人でも、葬儀社スタッフの方の指示に従って動けば失礼に当たることはないでしょう。

 

まとめ

今回は、親族の葬儀に参加する場合の流れや注意点について解説しました。不安な人は、事前に葬儀の流れを確認しておくことが重要です。

ただ、親族だからといって特別に準備が必要なことはありません。身だしなみと集合時間にさえ気を付けておけば、問題ありません。

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