もしも夫婦のどちらかが余命宣告を受けたら?支える側の対処法

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夫婦のどちらかが、余命宣告を受ける場合があります。余命宣告を受けた側、支える側の両方がつらいものです。夫婦で余命宣告に立ち向かう方法をお伝えします。

忙しい時ほど余命宣告にとまどう
例えば、妻が余命宣告を受けたとします。子供がまだ小さく、小学校低学年くらいだったとします。突然、仕事から帰宅した時、余命数か月だと妻から報告されたら、どう思うでしょうか。突然のことで涙もでないかも知れません。ですが、この地点でかなりのストレスになっていることは確かです。

余命宣告が受け入れられない時の対処法
ご自身が妻の余命宣告を受け入れられない場合があります。妻の亡き後、子供達をどうやって育てていけばいいのか、悩むところです。母親がいなくなる子供を不憫に思い、自分も辛さのあまり、動転しそうになる日々。
ですが、一番辛いのは誰でしょうか?

一番辛いのは余命宣告を受けた人
支える側のつらさは相当大きなものです。ですが、それよりも余命宣告を受けた妻のほうがさらに大きな苦しみを抱えています。旦那様がかかえる気持ちにプラスして、さらにこんな辛さがあります。

・自分は二度と子供達に会うことができない
支える側は、まだ子供達と過ごすことができます。ですが、余命宣告を受けた妻は、二度と子供達に会えない辛さを我慢しながら、気丈に周囲と接しています。
ですから、支える側は余命宣告を受けた本人の辛さを、一番に理解してあげることが必要です。例えば、夫婦で妻の亡き後の、子供の育て方について意見が食い違ったとします。その時も、妻の意向を重要視し、尊重してあげることが、妻にとっての納得いく終活につながります。
例えば、妻が子供を兄弟夫婦に育ててもらうと提案したり、離婚を提案したりすれば、それを拒むのではなく、妻の意向を聞いてあげることがポイントです。余命宣告を受けた妻が、治療に専念できる環境を作ってあげる寛容な気持ちを持つことが必要です。

余命宣告は指標にすぎない?
医師が告げる余命宣告は、実際の寿命よりも短めに設定されている場合もあります。また、余命宣告は、一般論なのでその人の体調や気持ちの持ち方などで、免疫力があがり、克服する可能性もあります。一度ガンの宣告を受けた人で、毎日マイタケを食べ続けた結果、ガンが消えた人もいます。
支える側にとって、必要なことは、余命宣告を信じないこと、つまり治療を最期まであきらめないことが必要です。特に、ガンの場合、本人が死を覚悟した時に容体が悪化するとまで言われていますから。

2人のつらさを分かち合いながら治療に励むのがポイント
逆に夫が余命宣告を受けたとしても、2人で話合い、お互いの辛さを分かち合いながら、病気に立ち向かうことでいい結果になることもあります。避けたいのは、余命宣告を受けた人が孤独に感じることです。
本人があきらめないような支え方ができるように、2人で病気と向き合うことがポイントではないでしょうか。

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