公営斎場の葬式に出席する場合、受付でどんな風に立ち振る舞いをすればいいのか戸惑う事があります。意外に受付での葬儀マナーは多いようです。
受付でのマナーを守りながら好印象を与える立ち振る舞いポイントをお伝えします。
受付には多くの関係者がやってくる
通夜や葬儀の受付には、故人の家族、親戚に始まり知人友人、会社関係など多くの人が訪れています。久しぶりに会った親戚だからと言って、喪主であるのも構わずに長話するなどするのはNGのようです。また、会話ではこんな事まで気を付ける必要がありそうです。
とにかく最初の挨拶を忘れない
受付では、無言で記帳する人も多いようです。
しかし、葬儀の場合「この度はご愁傷様です。」が基本のようです。
最近の葬儀や通夜では、受付に葬儀会社のスタッフがいる場合が多いようです。しかし、葬儀スタッフは遺族の代理だと思って好印象を残す挨拶はきちんとしておいた方がいいようです。
また、遺族にも同じように声掛けをする事が基本のようです。「お久しぶりですね。」、「遅れてごめんね。」、「元気だった?」、「こんばんは。」などの挨拶よりも先に遺族へのお悔やみの言葉をかけるのがマナーのようです。
故人とはあまり関係ない事を話す事
葬儀の目的は、故人を偲びお送りする事なので故人とは関係ない話をするのはタブーとされているようです。話に夢中になると、その人についての話をどんどん聞きたくなりがちです。しかし、世間話ばかりで盛り上がっている人を遺族が見るのはあまり好ましくないようです。
重ね重ね、度々などの二重言葉に要注意
喪主にも言える事ですが、親族代表の挨拶の時に二重言葉を使うのはNGのようです。不幸は2度訪れてほしくないという思いから二重言葉は使わないようにしたいものです。
遺族へのお声掛けの時も要注意のようです。さらに、女性の場合真珠のネックレスを付ける事もあるでしょう。その場合、二重になっていないタイプを選ぶのがポイントです。
また、遺族に故人の死因について聞きたい事もあります。
病気でお亡くなりになった場合でない場合であっても、死因を問うのは失礼になるようです。しかし、喪主挨拶では故人の死因について、話してくださる事もあるようです。こちらから根掘り葉掘り聞くのはNGのようです。
また、死んだ、死亡など直接的な言葉も悪印象になる事もあります。
遺族や友人知人との会話の中でも、生きていた頃、お元気だった頃などの言い方にする方がいいようです。
香典は袱紗に包んでいる事
香典は香典袋に入れたらそれでいいという訳でもないようです。さらに、袱紗袋に包んでおき、公営斎場の葬式や通夜の受付では袱紗から香典袋を取り出すのがマナーのようです。今は、ドットやリボンなど洋風なデザインの袱紗もあるようです。
会社代表で出席し、合同で集められた香典を持参する場合など、金額が大きくなる場合は台付き袱紗にすれば型崩れも防止出来そうです。
笑顔はNG?
受付をされる方は、基本笑顔はNGのようです。そのため、参列する側も同じく受付での笑顔はあまり強調しない方がいいようです。ポイントは故人にお別れを告げる場であるという点を踏まえて出席するのがいいのではないでしょうか。
もちろん、喪主や遺族によっては、参列者にリラックスしてもらうために、あえて笑顔で接してくれる場合もあります。その場合は笑顔で明るい葬儀になる事もあるようです。