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お通夜やお葬式は、結婚式と違い突然やってくるものです。お葬式にもマナーがあります。
マナーを知ってからお葬式に参加すれば慌てることなく、故人をしのぶことができます。
今回はお葬式についてのマナーを、お通夜、お葬式に分けてお伝えしていきます。
60歳のT代さんは、いつものように夜のバラエティー番組に爆笑していました。突然珍しく電話が部屋中に鳴り響きました。「もしもし?」胸騒ぎがしたT代さん、電話を切った後少しパニックになった自分がいました。歩いて20分くらいのところに住んでいる親戚のおじさんが亡くなったのでした。(どうしたらいいのかわからない。)ガラリとふすまの開く音がしました。一緒に住んでいた110歳の祖母が、見たこともないような素早さで着替えをしたかと思えば、こんなアドバイスをくれました。「とにかく向かおう。」頼もしさに意識が戻ってきたT代さん、最初に気になったのは服装のことでした。(このままでいいのかしら?)さすがにジャージ姿ではいけないと思い、黒のパンツに黒のトレーナーに着替え、祖母と90歳の母と一緒に出掛けたT代さん。95歳の父は昨日から熱がでており、よく寝ていたので起こさずに出かけました。
母:「お父さんは、私達が代理になれば行かなくてもいいのよ。わざわざ着替えたのね。」
T代:「お通夜やお葬式では喪服でしょ?」
母:「お通夜の前の仮通夜の場合は、死ぬことを予測していたように見えちゃうから、喪服でない平服のほうがいいのよ。」
なぜかみんな小走りでした。寒い冬の夜はたくさんのオリオン座が見えました。T代さんは30年前に離婚した旦那のことを、なぜか今思い出しました。
祖母:「あちらへ到着すれば、お悔やみの言葉を伝えてから、深くおじぎをして挨拶するのじゃよ。」
T代:「お悔やみの言葉はなんていえばいいの?」
祖母:「この度は誠にご愁傷様です、でいいんやないかいな、心からお悔やみ申し上げます、と付け加えれば会社の上司などにも使えるよ。ご愁傷様という言葉には、悲しいことがあったねと同情やいたわる意味があるんやよ。死んじゃったねなど、死んだと言ってしまうことはストレートすぎるからNGよ。ますます悲しくなりますね、この場合は、ますますが問題言葉やね、二重になると、不幸が2度襲うことを意味するからね。まあ、あいさつ程度にしておくことが無難やね。」おじさんの家には、すでに数人の人が到着していました。
T代さんのおじさんのお通夜は、明日の18時からということでした。
祖母:「遅れちゃいかんな、15時から準備しとかんと。」
T代さんは、お通夜の翌日のお葬式の日は、友人と女子会があったことを思い出しました。
父:「女子会?父さんが代わりに出席したろうかいな?」
母:「何言ってるの、お父さん。残念だけど、今回は欠席したほうがいいかもね。ご近所さんなら、お通夜だけでもいいのだけれど。」
父:「ええじゃないか、今日のお通夜に出席すれば、明日は女子会行っておいでよ。近頃はお通夜かお葬式だけ参加すればそれでいいんだよ。行っといで。」
祖母:「昔は、葬式いうもんは、地域が取り仕切ってたもんじゃ。今は家族が仕切っているが。」
T代さんは結局、女子会を断ることに。女子会は来週に延期されたようでした。お通夜の時間がせまってきました。歩いて行こうということになり、もうすぐおじさんの家というところで、T代さんは数珠とふくさで包んだお香典を忘れて来たことに気付きました。大慌てで取りに戻りました。蒙ダッシュで取りに帰ったので、途中でみんなに追いついたのでした。会場には初めて会う親戚もいました。なんだか和気あいあいと賑やかなムードになっていました。
スマホサイトの葬式マナー講座では、こういう内容が書かれていたのでした。
受付でのマナーはこのようになっています。
故人に生前にお世話になったのなら、そのことを遺族に受付で伝えるのもいいようです。ですが受付では死因を聞いたり、あまり込み入りすぎた内容で立ち話的になったりすると、後ろの人の受付ができないので、あらかじめ考えておき、コンパクトな挨拶になるようにすることもマナーのひとつです。