1日葬とは

1日葬とは?家族葬との違いから葬儀の流れ・費用相場まで

葬儀は、故人と最後にお別れする場であり、遺族にとって大切な儀式です。近年、葬儀の選択肢が多様化する中でも、特に「1日葬」という葬儀の形が注目を集めています。1日葬とは、お通夜を省略して告別式と火葬を1日で行う、簡略化された葬儀スタイルです。

 

当記事では、混同されやすい「1日葬」と「家族葬」の違いや1日葬のメリット・デメリットを解説します。1日葬の流れや費用相場も紹介するため、どのような葬儀の形を選ぶべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

 

1. 1日葬とは?

1日葬とは、お通夜を省略し、告別式と火葬を1日だけで行う葬儀のスタイルです。従来の葬儀では、お通夜と告別式・火葬を2日かけて行うのが一般的でした。1日葬はこれを短縮し、遺族と参列者双方の負担を軽減できます。1日葬では、家族葬のように参列者数の制限は設けられず、一般の方も参列可能です。

コロナ禍を経て、大規模な葬儀を避け、参列者の安全を考慮したより小規模な葬儀を選ぶ方が増えています。この流れの中で、1日葬はじわじわと注目を集めている葬儀の形です。大勢が集まる通夜の省略により、三密を避けつつ参列者の長時間滞在を防ぎます。

また、遠方からの参列者にとっても、日帰りが可能となり宿泊施設の利用を避けられるのは、安心材料の1つです。通夜振る舞いがないため食事の席での感染リスクも低減され、新しい時代に適した葬儀の形式と言えるでしょう。

 

1-1. 1日葬と家族葬の違い

1日葬と家族葬は、ともに現代の葬儀形式の中で人気がありますが、その違いは明確です。1日葬はお通夜を省略し、告別式と火葬を1日で行いますが、参列者についての制限は設けません。

一方、家族葬は参列者を家族や親しい人に限定し、通常の葬儀と同じ2日間~3日間で行われます。このように、両者の主な違いは葬儀にかける日数と参列者の範囲にあります。

1日葬は時間と手間を短縮した形式であり、家族葬はより親密な人々のみと行う葬儀である点が特徴的です。

 

2. 1日葬のメリット・デメリット

一日葬メリットデメリット

1日葬は、葬儀の形式として多くの選択肢の中から選ばれるようになっていますが、メリットとデメリットの両面を持ち合わせています。葬儀の形を選ぶ際は、自分や家族、参列者におよぼす影響を考慮しなければなりません。ここでは、1日葬のメリットとデメリットを2つずつ解説します。

1日葬のメリットとデメリットを理解することで、1日葬が自分たちに合った葬儀形式かどうかを判断する手助けになるでしょう。

 

2-1. メリット(1)喪主・遺族の負担を軽減できる

1日葬を選ぶ最大のメリットは、喪主や遺族の負担を軽減できる点です。一般葬が2日間にわたって行われるのに対し、1日葬は名前の通り1日で終了します。これにより、遺族が体力面での不安を感じることが少なくなります。また、仕事などで2日連続での休みが難しい場合でも、1日だけなら調整しやすいでしょう。

また、遠方の親族が参列する際の宿泊先の手配や、多くの参列者のための食事や返礼品の準備も必要ありません。お通夜が省略されるため、会場利用費や通夜振る舞いにかかる費用も抑えられます。1日葬は、喪主や遺族にとって体力的・精神的・金銭的に、負担の少ない選択肢と言えるでしょう。

 

2-2. メリット(2)故人との最後の時間をしっかりと確保できる

1日葬のもう1つの大きなメリットは、故人との最後の時間をゆっくりと確保できる点です。お通夜に多くの参列者が訪れる通常の葬儀では、故人との時間を家族だけで過ごすのが難しくなります。しかし、お通夜を行わない1日葬であれば、参列者へ気兼ねする必要がありません。

この静かな時間は、故人への思いを静かに振り返り、心からのお別れをするために非常に貴重です。翌日の葬儀や火葬に備えて、家族だけで故人と過ごせるのは、1日葬ならではの大きなメリットと言えるでしょう。

 

2-3. デメリット(1)1日しか選択肢がない

1日葬のデメリットの1つは、葬儀の選択肢が1日しかない点です。告別式の開始時間は通常11時や正午あたりが多く、仕事や他の予定の都合で参列できない方が出てくる可能性があります。

そのため、大切な参加者がいる場合は、その日に都合をつけられるかどうかを事前に確認しなければなりません。また、参列できず後日弔問に訪れる方が多い場合、遺族が対応に追われるケースがあります。

 

2-4. デメリット(2)親族・寺院から反対される可能性がある

1日葬は比較的新しい葬儀スタイルのため、親族や菩提寺から反対される可能性があります。従来の仏式葬儀ではお通夜・告別式・火葬の流れが一般的です。信心深い親族がいる場合、1日葬を提案した際に「故人がかわいそうだ」「通夜を省略すべきではない」といった意見が出ることがあります。

また、菩提寺によっては、この新しい形式を受け入れない場合もあるため、事前に相談して許可を得なければなりません。1日葬は、遺族の意向だけでなく、親族や寺院の理解と協力を得るための配慮が必要になるでしょう。

 

3. 1日葬の流れ

1日葬の流れは、以下の手順に従って進行します。

1日目 STEP1:葬儀業者への依頼 故人のご逝去後、まず葬儀業者に連絡し、病院からの搬送手配を行います。医師から死亡診断書を受け取り、故人の荷物を整理しましょう。ご遺体に着せる服は看護師に渡します。
STEP2:ご遺体の搬送・安置 葬儀業者が病院に到着したら、安置場所(自宅または斎場内など)までご遺体を搬送します。安置場所は家族が選択可能です。
STEP3:葬儀プランの打ち合わせ 葬儀業者と、葬儀の日程・会場・プラン・費用見積もり・喪主・遺影写真・僧侶の手配などを打ち合わせます。打ち合わせ後、参列者に訃報と葬儀の日程や場所を伝えましょう。
2日目 STEP4:納棺 葬儀当日、葬儀業者が安置場所に迎えに来て、故人を棺に納めます。葬儀会場への搬送は、湯かんや化粧、仏衣の着用などが行われた後が一般的です。
STEP5:告別式 葬儀会場で告別式を行います。式の流れは受付・開式・僧侶による読経・弔辞弔電・お焼香・式中初七日・閉式などです。閉式後、故人の好きだった物やお花を棺に納め、火葬場へ出棺します。
STEP6:火葬 火葬場では僧侶による炉前読経・焼香・火葬・骨上げが行われ、骨壺に遺骨を納めます。
STEP7:解散 1日葬では精進落としが省略され、火葬後は即解散となるケースが大半です。葬儀業者へ費用を支払い、埋葬許可証を受け取ります。

解散後は遺骨を自宅に持ち帰り、四十九日法要まで位牌や遺影とともに安置し自宅で保管します。

 

1日葬の所要時間は5時間程度であり、午前中に納棺を行い、お昼頃に告別式と出棺、午後に火葬というスケジュールが一般的です。火葬場の予約状況に応じて、朝早くから始めることできます。

 

4. 1日葬の費用相場|具体的な内訳も

1日葬の費用相場

地域や宗派によって差はあるものの、1日葬の費用相場は30万~45万円程度が目安です。ただし、この金額はオプションの追加や割引制度の適用によって変動することを覚えておきましょう。比較的安価な葬儀会社では、30万円を切る価格設定を提供しているところもあります。

 

以下は、一般的な費用項目の例です。

基本葬儀料金 実費費用 変動費用 オプション費用
  • 祭壇設営
  • 人件費
  • 進行
  • 式場使用料
  • 火葬料
  • 控室料
  • ドライアイス
  • 安置料
  • 搬送料
  • 骨壷
  • 僧侶の手配
  • 料理
  • 返礼品

※宗派によっては、宗教者へのお礼として別途お布施も必要となる

 

基本葬儀料金にどこまで含まれるかは葬儀社によって異なるため、必ず入念に確認してください。また、利用可能な割引制度や補助金についても事前に確認することが重要です。

 

「葬儀メモリアルセンター」では、基本葬儀料金・実費費用・変動費用がすべて含まれた、基本プランの通常価格が35万円です。さらに、事前見積もりの早割や葬祭補助金制度を適用した場合は、28万円からご利用いただけます。

 

まとめ

1日葬は、お通夜を省略して告別式と火葬を1日で行う葬儀スタイルであり、遺族の負担を軽減でき故人との最後の時間をゆっくりと過ごせるメリットがある一方、日程の制約や親族・寺院から反対されるなどのデメリットもあります。費用は30万~45万円程度が相場です。

 

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