公営斎場でお葬式~葬儀後の喪主の準備ポイントご紹介

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公営斎場で無事お葬式を終えた後、ほっと一安心で終わりではありません。喪主は葬儀後の行事についての手配をしていかなければいけないからです。葬儀後に喪主がすべき準備についてお伝えしていきます。

葬儀の支払いはいつすべき?手続きなどは?
葬儀が終わった後、葬儀社から請求書が数日以内に届きます。バタバタしているかも知れませんが、できるだけ早めに支払うようにするのがいいようです。僧侶に読経をしてもらった場合で、お布施がまだの場合もできるだけ早目に支払うのがいいでしょう。
喪主は四十九日の法事でも、手配することがたくさんあります。それまでの間に、故人の手続き関係を済ませておくことがポイントです。

・香典返し:いただいた香典の3分の1~2分の1の金額分の品物でお返しします。

・故人に所得があった場合の確定申告
→死去された年の1月1日から、旅立たれた日までの間に、故人に所得があれば遺族が代理で確定申告をすることになります。期限は死去された日から4か月以内です。

・相続税の申告と納付
→故人から相続を受けた場合、死去の日から10カ月以内に申告と納付をしなければいけません。相続を放棄する場合、3カ月以内に家庭裁判所へその旨を提出することになります。

・遺品整理
→故人の所有物のうち、宝飾や骨とう品、お金関係は相続財産になりますので、形見分けはできません。それ以外の故人の所有物を形見分けすることとなります。
 

遺骨の埋葬がまだの場合は?
一般的に、火葬のあとの遺骨の埋葬は、四十九日の法事の時までに行うのがいいとされています。ですが、法事までに間に合わない場合は、3回忌までに埋葬すればいいようです。「火埋葬許可書」さえあれば、四十九日の法事までというこだわりは必要ありません。
遺骨の埋葬は、費用によってさまざまな方法があります。お墓だと100万くらいかかりますが、樹木葬、海洋葬などでは30~80万ほどで供養できるようです。お寺の永代供養だと安心できそうですね。永代供養の場合戒名をつけるとさらに高額となりまが、20~35万くらいでお墓に埋葬するまでの手配をしてくれます。
ただ、お寺によっては30年以上経過すれば、お寺の敷地内にある合祀墓(ごうしぼ)に、骨壺から骨をとりだし、他の骨と一緒に埋葬するところもあるようです。一番いいのは、故人の生前に確認しておくことですが、確認できていない場合、喪主1人で決めるのはNGです。後でその話は聞いてないと苦情がでることもありますので、親族とも話し合いながら決めるのがいいようです。

法事の準備のポイントは?
喪主は公営斎場での葬儀後にすることがたくさんあることがわかりました。その中で大きな行事といえば、四十九日の法事ではないでしょうか。法事の準備ポイントはこちらです。

・僧侶の予定の確認
→僧侶は土日やお盆、お彼岸時には予約が埋まっている人もいます。3カ月くらい前には確認しておきましょう。

・法事の日程の決定
→四十九日ちょうどに設定する必要はありません。平日よりも土日に設定するほうが、仕事を休んでまで来てもらう必要もないので合理的ではないでしょうか。

・場所の決定
→法事は自宅、菩提寺、霊園などいくつか候補があります。供え物、お花、ローソク、線香などの準備が必要です。菩提寺や霊園などによっては、春彼岸、秋彼岸、年末年始は法事をしてくれないところもあるようですので、3カ月前くらいに確認しておくことをおすすめします。

・親族・友人知人への連絡そして出欠の確認
→2~1カ月くらい前には連絡しておきます。人数が多い場合はハガキで、少ない場合は電話などで連絡し、出欠の確認をしておきましょう。法事のあとには食事会があるので、人数分の予約が必要になるからです。引き出物を用意する場合、内容、人数など決めることがたくさんあります。
 

一周忌の法事の準備も忘れずに
葬儀後、四十九日の法事を無事終えればそれで終わりではありません。一周忌、三回忌の法事もあるからです。参加者の経済的負担に配慮し、これらをまとめて四十九日にすることもできるようです。
それ以降は遺族だけで営む行事がほとんどです。最終的に三十三回忌まで喪主はじめ遺族は故人を見守り、見送る必要があります。遺族の高齢化が進みますが、無事終えられるようにしたいものです。

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